fMSXpSOは、fMSXSOをベースにして作成された、Windows用のMSXエミュレータです。
Marat Fayzullin氏のfMSXに由来するコードも含まれています。


当分の間は、新バージョンを公開できそうにありません。
いつか必ず新バージョンを公開する、という約束もできません。
現状で判明している不具合や、ドキュメントに追記したほうが良い情報をここに列挙しておきます。

○ fMSXSOの最新バージョンでも同様のはずの項目
・fMSXpSO実行中にスクリーンセーバーが動作した場合、スクリーンセーバーから復帰してもfMSXpSOの画面が表示されない
 もしfMSXpSOの新バージョンを公開できた場合には、対策できていると思います。
 現バージョンや過去のバージョンでは、[F12]で一旦停止してからRestartさせることで再び表示されるようになります。
・F1XDJのDISK.ROMは使えるはずですが、パナソニック系のDISK.ROMは使えないと思います。今後の対応は未定です。
・『怒 IKARI』が動作しません。今後の対応は未定です。
・C-BIOSはfMSXpSOで使えないようです。今後の対応は未定です。
・サウンドログのwaveファイル出力機能には不具合があるようです。今後の対応は未定です。
・かなキー、CAPSキーの動作がおかしい
 コンフィグで、キー割り当てを変更したほうが良いかもしれません。

○ fMSXSOは無関係で、fMSXpSOのみ関係する項目
・音がおかしい
 コンフィグ設定によって現象は異なりますが、『ガリウスの迷宮』で、タイトル画面でスペースキーを押してから7秒後ぐらいのBGMのPSGノイズが変です。
 emu2149のバージョンに依存する不具合も発生していますし、v1.04で喋るPSGに対応するためにサウンドの処理を大幅に変更したことによる不具合も発生しているようです。
 v1.03やv1.04ではin_msx061209s.zipに含まれるファイルを(使用連絡の義務は無いはずなので)勝手に使用していますが、これをin_msx050501s.tgzかin_msx040411s.tar.gzのファイルに差し替えれば、不具合の一部分は解消されるようです。
 サウンドの処理を変更したことによる不具合のほうは何とかしたいとは思っていますが、解決が難しいかもしれません。
・v1.02までは、それ以前のバージョンの状態セーブファイルが問題なく使えるはずだが、v1.02以下の状態セーブファイルをv1.03以上で使うと不具合が発生する可能性がある
 OPLLやマウスの動作がおかしくなる可能性が考えられますが、詳しい現象については未調査です。
 もしfMSXpSOの新バージョンを公開できる場合には、何らかの対策をしたいと思います。
・emu2212によるSCC2本挿しは「不完全対応」としておきます。emu2212の性質によるものではなく、fMSXpSOが原因です。
 今後のfMSXpSOバージョンアップがあったとしても不完全対応のままになりそうです。
・32bppで起動すると表示されるダイアログは、今後のバージョンではプロセス起動後1回のみにするかもしれません。
・32bpp暫定対応については、16bpp→32bpp変換を自前のルーチンで処理しています。
 これをGDIやDirect3DXなどに任せるかどうか選べるようにするという案もありましたが、それ以外にも残件が色々あるので保留です。


2009/03/08 fMSXpSO v1.04
2009/02/21 fMSXpSO v1.03
2007/11/04 fMSXpSO v1.02
2007/08/19 fMSXpSO v1.01
2006/05/09 fMSXpSO v1.00

v1.04
 ※ ほとんど動作確認していません。
 ・emu2212で正規版スナッチャーの音がうまく鳴るようになりました。
 ・Z80の実行速度を修正。
 ・1bitサウンドポートを実装。
  ただし、new routine(後述)をONにしないとほとんど意味がありません。
 ・(Windowsの)PCMの処理方法を大幅に変更した、new routineが使えるようになっています。
  コンフィグでPCMのnew routineのチェックをONにすると、emu2149を使用した場合はPSGで喋るソフトにも対応します。
  ただし、音の乱れなどの新たな不具合が出るかもしれません。
  従来と比べて音の乱れなどが気になる場合は、コンフィグでPCMのwriting spaceの数字を従来の2倍程度に増やしてみて下さい。
  それでも駄目な場合は、new routineのチェックをOFFに戻すと従来同様の処理を行います。

v1.03
 ※ ほとんど動作確認していません。
 ・ディスク周りの処理を修正。
  コナミゲームコレクションVol.3のネメシスが、SCC+の有無にかかわらず動作するようになりました。
  v1.01までは動いていたのにv1.02で動かなくなったソフトも、再び動くようになったりすると思います。
  しかし、v1.02では動くのにv1.03で動かないソフトがあるかどうかについては何とも言えません。
 ・PSGのエミュレーションにemu2149、SCCのエミュレーションにemu2212も使えるようになりました。
  また、コンフィグのPSGとOPLLのデフォルト値を変更しています。
  しかし、正規版スナッチャーはemu2212でうまく音が鳴りません(fMSXpSOの不具合)。
  PSGで喋るソフトにも対応していません。

v1.02
 ※ ほとんど動作確認していません。
 ・romのタイプで、"not use"と"(SCC SCC+ RAM128kB)"が一緒になっていたのを別にした。
  また、ディスク周りやSCC+の処理を修正。
  これにより、正規版スナッチャーが起動するようになりました。
  SDスナッチャーは持っていないので不明です。
  また、コナミゲームコレクションVol.3のツインビーはSCC+の有無にかかわらず動作します。
  しかし、コナミゲームコレクションVol.3のネメシスはSCC+無でないと動作しません(不具合)。

v1.01
 ※ ほとんど動作確認していません。
 ・リセットや終了した時などにエラーが発生する(Vistaだけ?)不具合を修正した。
 ・暫定処理で、32bit(true color)でも動かせるようにした。24bitは未対応。
  ただし、動作が重くなるかもしれませんので、16bit(high color)のほうが良いと思います。
 ・SCREEN12の表示に対応。SCREEN10やSCREEN11は未対応。

v1.00
 fMSXSO v1.32bをベースにして、以下の部分を変更。
 ・16ビットのADC命令およびSBC命令の不具合を修正した。
 ・カセットテープのモーターを動かすBIOSエントリの、パッチのアドレスが違っていたので修正した。
  ただし、実動作に影響があるかどうかは不明。
 ・モード1のスプライトを修正。スターソルジャーのスプライトが表示されるようになった。
 ・カセットテープのファイルヘッダをfMSXSO v1.32bc相当に変更(したつもり)。

今はfMSXSOほぼそのままですが、今後は変更点も順次増えていく可能性はあります。



2007/12/23 fMSXpSO v1.02 nPSG

不具合修正や機能追加ではありません。
emu2413が生成する音をPSGっぽくしてみた特別バージョンです。悪い意味で特別です。
ConfigでOPLLをnPSGにしてみて下さい。

エンベロープ等に関しては変更していないつもりです。
リズム音に関してはノーコメントで。

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